2019.06.14

2019年美伊白書の解読

2019中国美容博覧会CBEセミナー参加感想

こんにちは。Balconia上海のAsaです。クリエイティブディレクターの仕事を担当しています。今回は上海の美容博覧会(下記略称:美博会)を参加できてとても楽しかったです。

特に、ブラックテクノロジーと新成分、世界各国の出展者の情熱、グローバル大手位ブランドに負けなぐらい中国ローカルブランドのデザイン、中国独特な新型小売プラットフォームなどが一番印象に残りました。

もう少し時間の余裕があれば三日間に分けて違う目的で違う順番で回るのがおすすめで、より各ジャンルの商品の情報を入手できると思います。

入り口ですでに込んでしまっている
PIC:www.cbebaiwen.com

会場面積が26万平方米で盛大的
PIC:www.cbebaiwen.com

外側もブランドやテーマで建てられた超大ブース
PIC:www.cbebaiwen.com


私が一番フォーカスしたのは今年美博会がアリママ(alimama insight)と連携し発表した「2019年美伊ホワイトペーパー」(美容スキンケアと自営業看護業界の消費者シグナルとマーケティング動向)です。レポート内容はアリババグループ内で蓄積されている巨大な消費に関するデータと購買ルートを基づき、美博会に出展している16万社化粧品サプライヤーの情報と合わせて精緻的に分析した結果となります。研究の核心は美容スキンケア、ヘアケア、オーラルケアの3つの類目に集中しています。

2019美伊白皮書電子版が携帯でダウンロード可能
PIC:www.cbebaiwen.com

ポイント1 

EC美容スキンケア業界の成長スピードの鈍化、6月&11月の大型プロモーションはホットスポット

EC美容業界は2018年で急速な成長し、ビジネス全体の成長スピードが他の業界より明らかに高くなっており、其の中もっとも成長したのは美容スキンケア、次はオーラルケアとヘアケアになります。ただし、2018年3月同期と比べると、2019年3月の成長スピード鈍化は顕在で、激しい競争の中でいかに生き残れるかは深刻な課題になっています。

一方で、毎年の3月、6月、と11月の大型ECプロモーションで短期間での売上増加と認知度のアップは勝ち目となるキーです。

ポイント2

美容とスキンケアは「自己実現」のスタート

今の世代、消費者のライフスタイルには「リスク不確定」、「時間の断片化」、「高負荷の社交」という現実的なタグを貼り付けられていて、「流動時代」と呼んでもよいでしょう。この特別な時代は消費者に理想状態を追求させ、自己ケアの体験と価値を強調しています。なので、美容業界はこのニーズを原点としてスタートし、消費者のいろんな側面のニーズを満足させるべきだと思います。

ポイント3

「都合のいい養生」のブームで徹夜後ケア商品ニーズの増加

健康を重視する同時に、娯楽でストレス解消する若世代は、徹夜でドラマを観る、おしゃべりする、お酒を飲むなどのライフスタイルは少なくないです。「自己ケア」の意識を持っている消費者からは徹夜後のスキンケア商品のニーズが出てきます。例えば、フェースパック、アイクリームなどです。

ポイント4

女性の影響で男性の美容意識も生まれ始まって、高い成長性

男性専用のスキンケア商品のデータを見てみると、面白い現象に気づきました。男性商品を一番購入しているのは未だに女性です。つまり、女性が周りの男性陣にスキンケア商品を選んで、スキンケアの習慣を少しずつ 身につけています。比較的に進出の早いかつ認知度の高いクレンジング商品は、男性自ら購入するようになっています。

ポイント5

地方の潜在購買力が爆発、業界の新顧客増加へ

地方の潜在購買力が爆発し、2018年業界新顧客市場の成長には地方都市が貢献した。さらに、ビジネスシェアの傾向から見ると、一線都市の市場シェアは1%減少に対し地方都市の市場シェアは1%増加した。業界構成は今ひそかに変化している。

その他のデータ

輸入美容メイク商品の成長

【2018年度消費レポート】のデータからみると、2018年中国美容メイク商品の輸入量は187,597トン、同期比79%増加、2018年中国輸入メイク商品金額657億元、同期比67.5%増加しています。

代理店の営業ルート(百貨店カウンター、ドラックストアなど)からみると、輸入品は店舗の欠かせないものになっています。70%の店舗には輸入エリアが設置され、60%の店舗は輸入品数は5品以上、66%の店舗は輸入品を増やすことにしています。

各國のスタッフが一生懸命に商品説明とアピールする
PIC:www.cbebaiwen.com

美容市場の予測表として、世界40カ国以上の地域から3,500社以上の化粧品会社が集まり、輸入品と国内ブランドの数は同程度であり、いいバランスになっています。

今後は国内製品や輸入品に関わらず、情報社会である今の流動時代では、激しい市場争いは避けられません。この変化し続ける時代では鋭い感覚で変化に対応していくことが更に重要となっていきます。

去年のCBEでは、日本ホールが入っているN5館は第23回CBEの一番写真スポットになっていましたので日本風メイクのブームが始まりました。直近中国市場で非常に流行っているタイ風メイクがさらにひろがり、今年の展覧会で、タイは第24回のCBEでとても注目される出展国でして、タイ風のメイクの影響力はこれから楽しみですね。

ドイツのスタッフが英語でエステ設備の使い方を紹介している
PIC:www.cbebaiwen.com

最後に

今年中国各地方で行われますのでフローして参加してもOKです。次に未来感がある美容の新科技も期待していきますね。

2019美伊白皮書がここでダウンロード可能