2023.12.01

育児分野でプロジェクトマネージャーの経験を活かすコツ

みなさん、こんにちは! balconiaのmisaです。私はプロジェクトマネージャーであると同時に母親でもあります。2つの役割をこなしているうちに、面白い化学反応が起こったのです。今回は私自身のストーリーを皆さんと共有していきたいと思います。

子どもが幼稚園に通い始めた頃のことですが、ある日幼稚園の先生に呼び出されました。理由はうちの子が同級の園児を押し倒してしまったからです。内向的な私にとってはじめての事でしたので、うまく対処できるかどうか不安でした。そこで、私はプロジェクトマネージャーモードに切り替えて、この件をパーフェクトに解決したのです。

面談に参加したのは私と先生以外、押し倒された園児とその母親も一緒でした。先生は簡単に状況を説明しただけで、具体的な要求は話に出ませんでした。私は数秒間冷静に考えたのち、自己モードに切り替え、誠心誠意その子に謝り、理解と共感を示しました。続いて、私は穏やかな態度でうちの子になぜそのような行動を取ったのかについて理由を聞きました。子どもの話によると、自分が遊んでいる真最中にその子がおもちゃを奪い取ろうとしたそうです。その時、押し倒された子の母親も実際の状況について、自分の子が押し倒された後、周りにいた他の園児たちが彼を追い払うようにブーイングしていたと補足しました。先生は母親たちに対してあまり「デリケート」になり過ぎないようにとコメントし、子どもの間で摩擦が起こるのはよくあることだと話していました。

その時、プロジェクトマネージャーとしての自分はその場にいた全員のニーズを十分に理解した認識です。押し倒された子どもは慰め、その子の母親は謝罪を求めており、先生は迅速に問題を解決することを望んでいました。そして、私がすべきことは自分の子に何がいけなかったのか、正しい対応方法を教えてあげることでした。

まず、私は子どもと話し合いました。おもちゃの順番を守ることは正しいことですが、他の園児を押し倒したら相手にケガを負わせる可能性があるし失礼である、相手に「順番を守りましょうね」ときちんと伝えることが大事だと優しく説明しました。次に、その子に謝るように促しました。彼の行動に対してポジティブな反応が得られ、2人は再び笑顔を取り戻したのです。

最後に、私は先生とその子の母親に理解と感謝の意を表しました。母親は子どものことが心配で先生に報告した気持ちを十分に理解しており、この件が適切に解決されることを期待しているでしょう。また、先生のおかげで事実を知り、直接お会いして謝罪し、ネガティブな感情を払拭することができたので、このような機会を設けてくれた先生に心から感謝しています。後日、私は再度先生とその子の母親に連絡を取り、親と教師、親同士の協力の重要性を強調しました。この件を通じて、私はその子の母親と信頼関係を築き上げることができ、その後もよく育児の経験を共有するようになりました。また、私のトラブル対応力とコミュニケーション能力が認められ、PTAのメンバーに選ばれ、校外活動の企画と管理を担当することになりました。

私はプロジェクトマネージャーの仕事を経て、全体的な視点を持てるようになったことに感謝しています。制約的な枠組みから抜け出し、効果的なコミュニケーションによってウィンウィンの関係を築くことができました。

では、今回のトラブル対応を通じて、どのようなプロジェクトマネージャーの経験が生かされたかについて整理してみたいと思います。

1. リーダーシップ

プロジェクト管理においてリーダーシップを発揮することは非常に重要です。リーダーシップとは他人を導き、行動に影響を与える力であり、適切な方法で正しい価値観や行動規範を伝える能力でもあります。例えば、子どもの不適切な行動について話し合ったり、お友達に謝るように促したり、傷付いた子どもの心を癒やしたりすることです。また、苦情を言ってきた母親に対して理解と共感的な態度を示したり、自分が真剣に取り組んでいることを信じてもらい、先生に対しては問題解決の態度や能力を示すことで信頼関係を築き上げたりするなど、これらすべてがリーダーシップの具体的な行動例であります。

2. 感情コントロール

これも仕事を通じて身につけたスキルであり、心から感謝しています。母親として、トラブルが起こったときは不安や焦りといった感情が生じていたが、問題に直面する際には冷静に考えて正しく対処し、自分の感情をコントロールすることこそがプロジェクトマネージャーとして必須の資質であると信じています。

最後までお読みいただきありがとうございます。次回は、プロジェクトマネージャーの視点から、母親という職業から得られた経験についてお話したいと思いますので、ご興味をお持ちでしたらぜひ「いいね」をくださいね。よろしくお願いいたします。