雲南普洱にある、私のコーヒーの木
最近、私は「云認養(クラウド認養(引き取って育てること)※)」を通じて、云南普洱にあるコーヒーの木を認養しました。正直なところ、友人から勧められたときはあまり興味がありませんでした。「云認養(クラウド認養)」とは、遠隔で農場の農民を雇って様々な農作物を育ててもらうというスタイルで、新しい言葉でも何でもないのです。出資する側と労働を提供する側というシンプルな関係で、よくあるパターンです。
※「認養」とは、個人や団体が一定の費用を支払ったり、必要な資源を提供したりすることで、特定の動植物の飼育、世話、保護などの責任を引き受ける行為を指します。
しかし、ミニプログラムでインタラクティブな体験をしたとき、思わず心を動かされました。このアプリを使い始めてから1年以上経ちますが、まるで本物のオンライン認養ゲームのような感覚で、楽しいだけでなく、大変意義のあることだと感じています。

私のコーヒーの木をご紹介します
私が認養しているコーヒーの木は云南普洱のコーヒー庄園にあり、費用は1本のコーヒーの木につき288人民元/年です。カティム(Catimor)という品種で、収穫後は220gのコーヒー豆が3袋届くことになっています。認養期間中は専任の管理者が付いており、専用の認養プレートと認養証書も用意されています。このような儀式感は非常に魅力的です。さらに、専用の認養ミニプログラムがあり、コーヒーの木の成長状態をいつでも確認できようになっています。ライブ画面には現在の温度、湿度、天気、風速などのデータが表示されています。これらのパラメータの意味を理解しているわけではありませんが、ここまで細やかな体験デザインに心を動かされずにはいられません。

出典:RED
さらに、以下の体験も含まれています:
1、ミニプログラムで注文する際、「友達にプレゼント」を選択することができます。(この価格と意義を考えると、志を同じくする友人への贈り物としては面目が立つし、期待感も高まります。)
2、認養期間中に庄園に宿泊する場合、認養費は宿泊費に充当されます。(お出かけの理由がまた一つ増えましたね。)
3、認養期間中に他の製品を購入する際には15%の割引が適用されます。(これは一般的なオペレーションです。)
特に、生活リズムの速い都市生活では、半年かけてコーヒーの木がゆっくりと成長し、実を結び、最終的に一杯のコーヒーになるのを待つというプロセスは、近くのカフェで5分でコーヒーを注文するのと違い、生活に禅を取り入れたような感じがします。
その他の「認養農業」事例
コーヒーの木以外にも、農作物の認養事例は数多くあります。例えば「禾作計画」プラットフォームでは、今なら米、アワ、とうもろこし、桃、芋などを認養することができます。

出典:禾作計画ミニプログラム
四川省黄草村が実施しているさくらんぼの木の認養プロジェクトでは、オンライン販売とオフライン体験を組み合わせることで、多くの消費者を惹きつけました。2023年初めて導入されたとき、1本の果樹の収穫量は10kgで、価格は799元でした。数百本の木が1週間で完売しました。消費者はライブ動画を通じてさくらんぼの木の成長状況を確認できるだけでなく、成熟期になったら現地で収穫するか、配送してもらうかを選ぶことができます。
また、西安の周至では、認養方式を通じてキウイの事前販売を行っています。果実の収穫以外にも、肥料を与えること、収穫すること、袋掛けなどの農作業にも参加でき、キウイ栽培の全過程を体験することができます。消費者の満足感が高まるだけでなく、農業のリスクを分担することも可能です。
食品の安全及び健康への関心が高まる中、認養農業はトラッキング可能でかつ信頼性の高い購入方式として、今後もますますニーズが増えると思います。観光や収穫体験、定年後のライフスタイル等の産業と融合することで、地域経済の変革とアップグレードを促進するでしょう。政府も支援を強化し、政策や経済的支援を提供することで、さらなる発展を遂げることができると信じています。新しい進展があれば皆さんと共有したいと思いますので、お楽しみにお待ちください。