2019年のダブル11(独身の日)から2020年のブランド成長トレンドのインサイトを見つけよう
2019年11月11日23時59分59秒までTモールにはダブル11で、その日のTモールの売上高は2684億元を超え、京東の合計注文金額は2044億元を超えました。
ざっくりと《凱度2019双11趨勢洞察白皮書》の中の三つの面白いECトレンドを見てみましょう。
一、トラフィックの多様化で、ライバーはますます普及
SNSゲーム、バラエティーショー、各種ランキング、アルゴリズムベースの推薦、複数の楽しい遊び方、サイト以外のプラットフォームで誘導するといったシーンを通して、ダブル11のトラフィックを爆発させていきました。

ダブル11はみんなでライブ放送ECの初年度に入るきっかけとなり、タオバオライブ放送は“11.11”の一日で200億元の売上高を達成した。Tモールサイト内の90%のブランドがライブ放送をしました。ライブ放送の店舗数は前年比の200%以上増しで、パーソナルケア、美容メイク、ヘルスケア、食品、ホーム用品、アパレルなど、こういった業界のブランドはライバーを育てることがトレンドになっています。もちろん、最高のコンバージョンはスーパーライバーに属しています。
先行販売初日には、スーパーインフルエンサーの「李佳琦」と「薇娅」の売上高がそれぞれ6億元以上になりました。

二、国産品を盛り上げるため、愛国心を大切にする
ダブル11のTモールランキングには複数の国産品がトップセールスに入っていました。美容メイクTOP10には、6位「自然堂」、7位「百雀羚」、9位「完美日记」がランクイン。
そして、中国要素を取り入れた製品のブランドカスタマイズも今回のダブル11の大切なコンセプトとなりました。

これらの窒息するほど美しい限定商品(写真上)はメイクのカテゴリーを超えて、アートカテゴリーとも言え、化粧をしない私でさえ欲しいと思いました。
三、見栄えはキーポイント、健康は更に重要
より洗練され、より専門的なスポーツ・ジム用品は運動関連カテゴリーのハイライトになりました。生活のストレスを解消でき、健康的な生活につながる製品は今回のダブル11で異常に目を引いていました。
2019年までは見栄えが何より重要でしたが、2020年からは消費者の動きは変わり、たとえ996*だとしても、自己管理をしっかり行い、スポーツもみんな真剣にやります。
996勤務の略語。朝9時~夜9時×週6日
私もダブル11のショッピングリストにはいくつかの健康製品が入っています。
①筋膜銃 ② 麦入りオートミール ③ 白滝ラーメン

以上が私が面白いと思うトレンド三つです。
ということは、未来のチャンスはどこにある?
過去5年間で、一級、二級都市の消費ダウングレードと三級、四級都市の消費アップグレードが同じくらいになりました。消費ダウングレードとは、消費したくないということではなく、合理的にお金を使うことだと言われます。そして、三級、四級都市のセンスもますます一級、二級都市に近づいてます。これらのチャンスを同時に掴んだブランドの「小米」、「MINISO」、「網易厳選」は大きな利益を上げました。
「MINISO」の1本28元のiPhoneのケーブルがいい例です。三級、四級都市では6元や8元で買えるので、彼らにとっては消費アップグレードになり、一級、二級都市は128元のオリジナルケーブルを使ってる人々にとって消費ダウングレードになりました。品質に大きな違いはないので。
良い人生を過ごせる、物価が高すぎない市場はまだ存在しています。
インサイトを続けて。。。
----Kakiの断片化メモ