2019.04.13

balconia Shanghaiが大切にすること

balconia Shanghai 総経理の久保山です。今日は最初のブログポストなので、私たちがどのようなことを大切にして、日々商売しているか、記事にしたいと思います。
私たちのお客様も、私たちの仲間になってくださる方にも、ぜひ触れ合う皆様一人ひとりにお伝えしたい内容なので、よかったら読んでみてください。

突然ですがひとつ写真をご紹介します。

サグラダ・ファミリアのステンドグラスです。私の名刺の裏に使っています。年に一度旅行に行くと、日頃元気な分、必ず風邪でダウンする、というみそぎがあるのですが、スペイン旅行に行ったときも同じ。派手に風邪を引いて、朦朧とした頭で見に行きました。外観もさることながら、内装がすごい!中に入った瞬間、息を呑みました。森に入ったかのような光の具合、また、ステンドグラスは日の出から日の入りまでで美しく色が変化するよう緻密に設計されているのです。

この国のクリエイティブと自然への畏怖、それを何年もの期間をかけて作り上げようとするマインドに文字通り価値観を変えられました。

■ 私たちが大切にする「あそび」と「価値観の切り替え」

私たちはこうした体験をとても大切にしています。balconia、それは、balconyと国や国土を表す接尾語のiaから作った言葉です。バルコニーは部屋の外でゆっくり本を読んだり、パーティーのときに外で風にあたったり、普段の価値観の外側にある「あそび」の場所です。必ず必要なスペースではないけれど、そうしたあそびが私たちの凝り固まった価値観を変え、人生を豊潤にしてくれると考えています。
もう少し現実的な例で、アクセルのあそび。機能としては必要ないけれど、それがないと危険で不可欠なものです。ビジネスの世界で効率を追求する時、ついあそびを排除してしまうけれど、そのことが却って良い仕事をできなくしてしまうということもよく見てきました。
だからbalconiaはあそびのないキリキリするスタイルではなく、あそびがあって発想がたくさん生まれてくるようなスタイルを心がけています。
多くの人は起きている時間の半分は仕事をすることになりますからそっちのほうが楽しくて前向きな人生になると思うのです。

■ balconiaの名刺

そんなわけで、私たちの上海法人の名刺の裏は、入社時にそれぞれが選んだ写真になっています。選定の基準は「人生で最も価値観が変わったこと」。見ているだけで楽しいし、その背景にあるストーリーを聞くとなんだかその人が大切にすることが伝わってくるようで温かい気持ちになります。皆さんにご挨拶する機会があればぜひ名刺の写真の裏にあるストーリーを尋ねてあげてください。きっと面白いお話ができるはずです。

久保山