2022.11.01

2022年のダブル11、何が変わった?

皆さんこんにちは、クリエイティブ担当のAsaです。

今回は2022年のダブル11に関する記事を書きたいと思います。今年のダブル11はどうやらこれまでとは少し違っている様です。一体どんな変化があったのでしょうか。

最新公表されたデータによると、10月24日夜、EC大手天猫のダブル11予約販売は、開始から1時間たらずにもかかわらず、3000以上のブランドの成約金額が前年同期に比べ倍増しました。増加の原因を観察してみると、これまでのショッピングフェスティバル型から顧客体験を重視した形へ、成約金額追求型から消費者との関係を強めるための工夫など、今年のダブル11のストラテジーに変化が見られました。これらの変化は大きく3つに分けることができます。

1、販売開始は夜8時、夜更かしせずにお買い物を

実は昨年の10月20日、京東で開催されたダブル11イベントの開始時間は深夜0時ではなく、夜の8時でした。今年の天猫ダブル11でも「夜更かしさせない」を徹底しており、予約販売の開始時刻は夜8時に設定されていました。そして2回の正式販売の開始時間もそれぞれ10月31日の夜8時と11月10日の夜8時に設定されています。

2、割引率を引き上げ、特別価格期間を延長。より信頼できるサービス提供

天猫では、購入金額が一定金額以上を超えた場合、適用可能な割引率を15%オフから17%オフに引き上げたほか、物流の確保を重点的に取り組んでいます。消費者がダブル11セールで本物且つ使い勝手の良い商品を購入できるように、天猫、京東、TikTokなどのプラットフォームでは軒並み割引の期間を延長しています。例えば、天猫ではダブル11セール中、全ての商品に対して“全期間価格保証”という方針を打ち出しており、保証期間は例年の15日間から27日間に延長され、他サイトと比べて価格が高かった場合は、1クリックで差額分を返金すると発表しています。京東、TikTok等のプラットフォームでも同様に価格保証期間延長サービスが実施されています。このようなサービスは消費者に安心を与えるだけでなく、プラットフォームの信頼度向上にもつながります。

3、機能のアップグレード、オンラインショッピング体験の最適化

様々な情報によると、淘宝天猫内部において、「消費者及び出店者の体験をアップグレードする」が今年のメインテーマになっているようです。買い物かごの機能アップグレード以外にも、今年のダブル11では新しい変化が見られました。例えば、セール期間中における「価格保証」、「送り先住所が複数登録可能に」、「お買い物かごの容量増加」、「高齢者向けカスタマーサービス」などがあります。消費者の立場に立って、ダブル11セール期間中に、より便利で周到なサービス提供をしています。

コロナの影響を受け様々な変化があった2022、変化するダブル11。コロナ禍における特殊な状況を経て、今では市場は回復しつつありますが、消費者はこれまで以上に慎重になり、価格にも敏感に反応しています。言うまでもなく、2022年のこれらの変化に対して、各大手ECプラットフォームもストラテジーを変えています。今後、このような「変化」が常態化するかもしません。ですが、市場が如何に変化しようと、私たちにできるのは積極的に「変化に応じた対応をする」ことではないでしょうか。